今回、紹介するのは「ちゃーがんじゅうカレー」。沖縄の方言で「ちゃー」は“いつも”とか“とても”、「がんじゅう」は“元気”という意味で、元気が出るようにと栄養価の高いホウレンソウを使ったカレーを考案。
ホウレンソウは長時間火を入れると黒くなるため、ペースト状にしておき、後から加えて鮮やかな緑になるよう、煮込み時間を研究したのだとか。ライスにもひと工夫。カレー粉の主原料となるターメリックとバターを加え、風味とコクをアップ。これだけでも十分ですが、隊員食堂ではトッピングとして栄養と色のバランスを配慮した野菜の素揚げをのせて提供しています。
材料(2人前)
※那覇基地で作られているレシピをもとに編集部で家庭向けにアレンジしました。
<A>
ホウレンソウ:1束(250g)
水:1/2カップ
おろしニンニク:大さじ1/2
タマネギ(みじん切り):大1/2個
鶏モモ肉(ひと口大に切る):1枚(250g)
<B>
水:1カップ
鶏ガラスープの素:小さじ2
黒糖(なければ砂糖):小さじ1弱
カレールウ(辛口):40g
ガラムマサラ(あれば)、塩、コショウ:各適量
<C>
温かいご飯:丼2杯分
バター(室温でやわらかくしておく):24g
ターメリック:適量
オリーブ油:大さじ1
作り方
1:(A)のホウレンソウはさっとゆでて冷水にとり、水分をしっかり絞る。細かく切り、ミキサーに入れ、水を少量ずつ加えてペースト状にする。うまく混ざらない場合は水を足す。
2:鍋にオリーブ油とおろしニンニクを入れて火にかけ、香りが出たらタマネギを加えて炒める。火が通ったら鶏肉も加えて炒め、(B)を加えて軽く煮る。
3:火を止め、カレールウ、(1)のホウレンソウペーストを加えて再び火にかける。ガラムマサラ、塩、コショウで味をととのえる。
4:ボウルに(C)を入れて全体をさっくり混ぜる。
5:器に(4)を盛り、(3)をかける。好みで適量のパプリカ(赤)、ナス、レンコン、紅イモ(なければサツマイモ)の薄切りなどの素揚げをのせ、パセリ(ドライ)をふる。
<調理/樋口秀子 文/富田純子 料理撮影/山田耕司(扶桑社) 写真提供/防衛省>
(MAMOR2018年4月号)
※記事内容は上記掲載号の発売時点のものです