「働き方改革」が進められ、ワーク・ライフ・バランスを意識することで、仕事にやりがいや充実感などの幸福を強く求めるような社会になってきた。
よりやりがいのある仕事を求めて転職するのが当たり前の時代になったといえよう。
それならば、Z世代の転職先には自衛隊がピッタリなのでは?と考えたマモルは、他業種から転職して入隊した自衛官に話を聞いた。
長竹竜典 3等空曹:住宅販売会社営業職から航空自衛隊の人員輸送ドライバーへ
入隊前
入隊前の月収:約25万円
生年:1995年
学歴:一般大学卒業
前職:住宅販売会社営業職(2018年入社~18年退社)
家族:父、母、兄
趣味:旅行、グルメ巡り
入隊後
月収:約30万円
航空自衛隊入隊:2019年
所属部隊:航空自衛隊航空中央業務隊 輸送科
任務:航空幕僚監部監理監察官の専属ドライバー
入隊後取得した資格:第1種大型自動車免許
人の役に立てる仕事にやりがいを感じる
長竹3曹は大学を卒業した後、住宅販売会社の営業職に就いたものの、入社から半年後には転職を考えはじめていたという。それはいったいなぜなのか。
「残業や休日出勤に追われ、忙しい生活に耐えられなくなったという理由もありましたが、それ以外にも漠然とですが、『もっと人の役に立てる仕事がしてみたい』と考えていたのです」と話す長竹3曹。そして思い切って最寄りの地方協力本部へと足を運んだという。
「自衛隊員の募集を行っている、チホンに行って説明を受けたところ、自衛隊にはさまざまな職種があることが分かりました。ここなら自分に合った仕事が見つかるだろうと思いましたし、自衛官として人や国のために働くこと自体に誇りを持てると思ったんです」
航空自衛隊入隊5年目となる現在は、航空中央業務隊の輸送科で、主に航空幕僚監部監理監察官の専属ドライバーとして、また、空幕の各課の幹部自衛官らを、都内各所や各基地へ送迎する役割を担っている。
「任務にあたっては、安全運転を心掛けることはもちろん、目的地まで時間どおりに到着できるよう徹底した時間管理を行っています。思わぬ渋滞にはまり込んだりした場合は、冷静に迂回路を選択するなどして対応します」
「それをやり遂げたときには、将補の監理監察官から『さすがプロだね』といったお褒めの言葉をいただくことがあって、達成感がありますね」
仕事とのメリハリがつく自衛官としての生活
自衛隊への転職は日常生活にも変化を及ぼしたと、長竹3曹。
「人の命を預かるという重い責任をともなう仕事ですが、前職と比べたら自分の時間も持てるようになりました。有給も取りやすい職場環境なので、趣味のグルメ巡りや旅行に行くなど、仕事とのメリハリのある生活ができています」
以前より健康面も改善されたという。
「規則正しい生活を送れていますし、自衛官としての体力づくりのため、5キロメートルのランニングと筋トレをほぼ毎日、行っています。その結果、隊員になってから5キログラムも体重が減って体格も良くなりました(笑)」
いいことずくめの隊員生活を送る長竹3曹だが、将来したいことは?
「将来的には、能力拡大のため、フォークリフトの資格を取得し、航空機に荷物を搭載できる空輸業務もしてみたいです。ですが、まずは現職務に関する知識や技術を向上させ、そして部隊、ひいては国民のために必要とされる存在になることが目標です」
(MAMOR2024年4月号)
※記事内容は上記掲載号の発売時点のものです
<文/魚本拓 撮影/Yuh 写真提供/防衛省>
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