•  普段の取材ではなかなか聞けない自衛官のホンネにズバリ迫る! 今回隊員たちに聞いたのは「好きな季節行事・イベント」、「上司(上官)にとって一番大切なこと」、「親友と呼べる人数」「気分転換のためによく行うこと」「『自衛隊に入ってよかった』と思うこと」の5つ。

    Q:「好きな季節行事・イベントは?」

    (海上自衛隊下関基地隊の隊員に2019年10月調査・有効回答78人)

     驚くことに「季節行事・イベントは好きではない」が最も多く、49%の自衛官が回答した。

     続いて「夏祭り・花火大会(26%)」、「正月(10%)」との回答も多かった。

    「季節行事・イベントは好きではない」を選んだ自衛官のコメント(49%)

    「人ごみが苦手」

    「準備する側になると大変だから」

    「夏祭り・花火大会」を選んだ自衛官のコメント(26%)

    「以前、基地構内から打ち上げていた、市主催の花火大会を見ていたのが思い出に残っている」

    「地域の花火大会と連動してイベントを開催していますが、花火大会は集客力があり、いいPRの場となると感じました」

    「夏祭りが妻と結婚するきっかけになった」

    「正月」を選んだ自衛官のコメント(10%)

    「日本人ですので、お正月は特別です」

    「大みそか」を選んだ自衛官のコメント(8%)

    「大みそかに停泊している自衛艦は、翌日1月1日の午前0時に汽笛を一斉に吹鳴しますが、何度か担当したので大みそかの当直は楽しみでした」

    「クリスマス」を選んだ自衛官のコメント(4%)

    「子どもにクリスマスプレゼントをあげるのが楽しみ」

    (海上自衛隊下関基地隊の隊員に2019年10月調査・有効回答78人)

    Q:「上司(上官)にとって一番大切なことは?」

    画像: (陸上自衛隊 北富士駐屯地第1特科隊25人、朝霞駐屯地東部方面音楽隊20人を対象に2019年12月調査)

    (陸上自衛隊 北富士駐屯地第1特科隊25人、朝霞駐屯地東部方面音楽隊20人を対象に2019年12月調査)

    「信念がある」が最も多く、29%の自衛官が回答した。

     他にも「冷静沈着(22%)」や「聞き上手である(17%)」との回答が多く、「その他(13%)」には「状況判断能力が優れている/部下の心情を把握してくれる/決断力がある」などが含まれている。

    「上司として理想の人物をあげるなら誰?」

    画像1: 陸上自衛隊HPより引用

    陸上自衛隊HPより引用

    「王貞治/星野仙一/長嶋茂雄/原辰徳/松岡修造」など著名なスポーツ選手/監督や、「織田信長/武田信玄/徳川家康/西郷隆盛/山本五十六」など歴史上の人物の名前が多く挙がった。

    一方、「現在の上官」との回答もあった。

    (陸上自衛隊 北富士駐屯地第1特科隊25人、朝霞駐屯地東部方面音楽隊20人を対象に2019年12月調査)

    Q:「親友と呼べる人は何人いますか?」

     「2、3人」と回答した自衛官が59%と、最も多い結果となった。

     続いて「4~6人(20%)」、「いない(10%)」との回答が多く見られた。

    画像: (海上自衛隊岩国航空基地の隊員61人を対象に2020年1月調査)

    (海上自衛隊岩国航空基地の隊員61人を対象に2020年1月調査)

    「ミリタリーイベントで出会った仲間と親友になりました」(20代・男・2尉)

    「転校してしまった小学生時代の友達と、自衛隊の教育隊で偶然の再会。以来、良き相談相手です」(30代・男・3曹)

    「中・高の同級生、部活動の仲間、自衛隊の同期に親友がいます」(20代・男・3曹)

    「術科学校(教育訓練を行う自衛隊の機関)の同期が親友です」(40代・男・1尉)

    「気付いたら親友、という感じ」(10代・男・1士)

    「親友との出会いのきっかけは?」

    画像2: 陸上自衛隊HPより引用

    陸上自衛隊HPより引用

    1位 学校の同級生

    2位 自衛隊の同期

    3位 学生時代の部活動

    ほかには…ツイッター/ゴルフ仲間/バイト先/ボランティアなどの回答があった。

    (海上自衛隊岩国航空基地の隊員61人を対象に2020年1月調査)

    Q:「気分転換のためによく行うことは?」

    画像: 海上自衛隊HPより引用

    海上自衛隊HPより引用

     質問への自衛官の回答は、1位「運動」、2位「グルメ」、3位「お酒」と、割と平凡な結果に。そこで、少数派の回答から選りすぐった、個性あふれる“気分転換法”を紹介しよう!

    「ドンパチ系(死語かも!?)、しかもハッピーエンドのハリウッド映画を見てスッキリする」(40代・男・2佐)

    「包丁を研いで、精神集中」(20代・男・3曹)

    「イライラしたら、釣りに出掛けてマグロを狙います」(30代・男・2尉)

    「昔の同期に電話をかけてバカ話をすると、気持ちが楽に」(20代・男・曹長)

    「イヤなことがあったら、食べて寝てリセット!」(30代・男・1尉)

    「大きな声を出しながらベンチプレス!」(20代・男・曹長)

    「ペットの小鳥3羽に癒やされてます」(40代・男・2曹)

    (航空自衛隊 松島基地 第4航空団飛行群第21飛行隊49人を対象に2019年12月調査)

    Q:「『自衛隊に入ってよかった』と思うのはどんなこと?」

    画像3: 陸上自衛隊HPより引用

    陸上自衛隊HPより引用

     現役自衛官たちに聞くと、続々でてきた自衛官のみぞ知る「やりがい」や「特権」などなど。あなたも自衛隊に入りたくなるのでは!?

    「いろんな土地に行ける。北は北海道、南は石垣島で、おいしいものをたくさん食べました!」(30代・男・3曹)

    「収入が安定しているので人生設計がしやすい」(40代・男・1曹)

    「ヘリコプターに搭乗して、夜景を見られる」(20代・男・士長)

    「自衛隊の高等工科学校に入って親に感謝された。高校3年分の学費や生活費が浮きました」(20代・男・3曹)

    「災害派遣に従事したとき、被災した方々に感謝の言葉をもらうと、自衛官でよかったと感じます」(50代・男・3佐)

    「仕事中に運動ができて、体を鍛えられる」(40代・男・曹長)

    (陸上自衛隊 木更津駐屯地 第1ヘリコプター団34人を対象に2020年3月調査)

    (MAMOR2020年1月号、4月号、5月号、6月号、7月号)

    自衛官のホンネDATA

    ※記事内容は上記掲載号の発売時点のものです

    This article is a sponsored article by
    ''.