•  普段の取材ではなかなか聞けない自衛官のホンネにズバリ迫る! 今回隊員たちに聞いたのは「印象に残っているオリンピックの場面」、「好きな訓練、苦手な訓練は?」「自衛隊に入ってから身に付いた習慣や癖は?」の3つ。

    Q:「印象に残っているオリンピックの場面は?」

    「北京オリンピック100メートル走でのウサイン・ボルト選手の世界新記録達成。自分も学生時代陸上部で短距離走をやっていたので、感動した」(30代・男・3曹)

    「バルセロナオリンピックでの柔道・古賀稔彦選手の金メダル。直前のケガを跳ねのけての金メダル獲得に、鳥肌が立ちました」(40代・男・2曹)

    「シドニーオリンピックのマラソンの表彰式で、高橋尚子選手が金メダルを
    かじっていた姿が印象的。まねして写真を撮るのがはやりました」(30代・男・3曹)

    「北京オリンピックの女子ソフトボール決勝で、上野由岐子選手が2日間で413球も1人で投げた姿に感動した」(20代・男・3曹)

    (陸上自衛隊 第12偵察隊を対象に2021年6月調査)

    Q:「好きな訓練、苦手な訓練は?」

    画像: (MAMOR2021年4月号より)

    (MAMOR2021年4月号より)

    体育錬成訓練で筋肉が燃えるような感覚がたまらない。終わった後は必ず自分へのご褒美でプロテイン!逆に、じっとしていなくてはいけない訓練は苦手です……」(40代・男・2曹)

    酷暑訓練は暑いさなかプールで泳げるので気持ちいいが、厳冬訓練は年齢を重ねるごとに節々が痛むので苦手です」(50代・男・曹長)

    「苦手なのは、夏の防火訓練。防火衣を着たときは、サウナスーツを着たように汗だくになります。訓練終了後に冷たい水を飲むのが最高!」(20代・士長)

    「好きなのは、車両操縦訓練です。大型車両を安全かつ迅速に操縦できたときの“やれた感”が爽快!」(50代・男・曹長)

    射撃訓練は、小銃の反動や火薬のにおいを感じながら、自衛官だからこそ
    扱えるものだと再認識できるため好きな訓練です」(20代・男・士長)

    (海上自衛隊第2術科学校の隊員に2021年3月調査)

    Q:「自衛隊に入ってから身に付いた習慣や癖は?」

    画像: (MAMOR2021年6月号より)

    (MAMOR2021年6月号より)

    走るときに掛け声が出てしまう。周りに誰もいないと思って声を出していたらすぐ後ろに人がいた……!」(20代・男・3尉)

    「テレビで見る芸能人の敬礼が気になって仕方ない。『ここが違う』、『本当はこうだ』などと毎回説明するので家族に煙たがられています」(30代・男・3佐)

    整理整頓が習慣に。家庭で妻が物を定位置に置かないことでよくけんかになります」(20代・男・2尉)

    「誰かと歩いていると歩調をそろえてしまう。まねしていると勘違いされて気味悪がられることも……」(20代・男・3尉)

    君が代が流れるとつい“気を付け”をしてしまう。街を歩いているときにテレビから流れてきて、無意識に立ち止まって人とぶつかってしまった」(30代・男・1尉)

    (航空自衛隊第6航空団飛行群第306飛行隊を対象に2021年3月調査)

    自衛官のホンネDATA

    (MAMOR2021年7月号、8月号、9月号)

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