能登半島地震、災害派遣に参加した自衛隊員の声「全壊家屋の中から声が聞こえて…」
被災地で派遣活動をする自衛官の中には、自らが被災者、また、家族が被災者という隊員も少なくなかった。
国民を守り、助けるという任務にまい進した自衛官たちに、被災地の様子や、実際にどのような活動をしたのか? 任務にあたった自衛官たちのリアルな声をお届けしよう。
参加隊員たちのリアルな声を聞く
不測の事態にも冷静に行動できるようになった
「輪島市の朝市地域でシャベルとツルハシを使い、行方不明者の捜索を実施。震度5強の余震が続くなかの作業で緊張しましたが、家屋の倒壊などの危険に気を配りながら、冷静に任務を行いました」<第10特科連隊情報中隊 小池宏陸士長>
官民が協力して困難な任務を達成
「被災...