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     行きたいときに、行きたい所へ、自由に旅をすることがしにくい時代です。そこで、マモルでは、仮想旅行のガイドブックを用意しました。もしも、の旅先は、一般人にはなかなか行けない場所。まさに“秘境中の秘境”です。乗り物はあなたの想像力、さあ出発です!

    自衛官しかいない島、海栗島

     日本は6852もの島で構成されていますが、その中に「自衛官しかいない島」があります。それが長崎県対馬市の「海栗島」です。自衛隊基地しかなく、民間人は入れない海栗島の美しい自然やグルメを紹介します。

    このツアーのキーワード

    ・花の群生地
    ・目の前は韓国
    ・空上げグルメ

    日本でも珍しい、自衛官だけ住んでいる離島

    画像: 日本でも珍しい、自衛官だけ住んでいる離島

     日本国内には、一般人がめったに立ち入れない島がある。自衛隊関係では太平洋上に浮かぶ硫黄島や南鳥島が思いつくが、「自衛官しかいない島」はただ1つ。長崎県は対馬の沖に浮かぶ「海栗島」だけだ。

     島にあるのは、航空自衛隊海栗島分屯基地。レーダーサイトが設置され、24時間態勢でわが国の領空に不法侵入してくる航空機の監視を行っている。島は自然が豊富で景色も抜群。交通が不便な場所のため、気軽に島から出ることはできないが、隊員たちは課業外に釣りなどの豊かな自然を生かした趣味を楽しんだり、勉強やトレーニングをしているそうだ。自衛官しかいない、ちょっぴり謎? に包まれた海栗島仮想ツアーで行ってみよう。

    海栗島ってどんなところ?

     海栗島の面積は約12万9000平方メートル。夏は30度を超える日は少なく過ごしやすいが、大陸からの寒波で冬場は氷点下となることも。台風の通り道となることが多く、夏から秋にかけて豪雨に見舞われることもある。

    海栗島の見どころをご紹介!

    国内最大級のヒトツバタゴ群生地

    画像: 国内最大級のヒトツバタゴ群生地

     春に海栗島で花を咲かせる「ヒトツバタゴ」。大陸系の花で、対岸の対馬・鰐浦地区の自生地は国の天然記念物に指定されている。

    韓国・釜山も見える展望台

    画像: 韓国・釜山も見える展望台

     海栗島から約50キロメートルの距離に韓国・釜山があり、晴れた日には町並みが見られる。

    「夜景は必見です。空気の澄んだ夜には、釜山の夜景がくっきりと見えます。国境の島だと実感できます」(野見山真弥空士長)

    海栗島の名物唐揚げ「国境空上げ(注)」

    画像: 海栗島の名物唐揚げ「国境空上げ(注)」

     隊員食堂で食べられる国境空上げは隊員にも大人気。調理担当者が、空上げの味付けも随時改良し、味を追求しているとか

     対馬特産のあご(トビウオ)だし入りしょうゆで漬け込み、韓国産トウガラシ粉を混ぜた粉でからっと揚げている。

    (注)航空自衛隊では「上を目指す」という意味を込めた「空自空上げ(唐揚げ)」を定番料理として隊員食堂などで普及させ、広報にも役立てている

    自衛隊もしも行けたらツアー・ガイドブック

    <文/臼井総理>

    (MAMOR2021年12月号)

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